「北海道 ふるさとの駅」
「北海道・ふるさとの駅」 絵と解説:細田恒美 北海道新聞社発行
1994年7月、発行されてすぐに買った本です
「その当時の廃線された21線と現役の15線の駅から約700点を細密なカラー絵で再現した駅舎群。」と表紙には書かれています。
この本を眺めていると
駅舎というのは過去の記憶と結びついているのがわかります
都市部の立派な駅舎よりも田舎の素朴な古い駅舎は印象に残ります
子供の頃に海水浴で利用した蘭島の駅や余市の駅
通学で使った苗穂や手稲の古い駅舎
その水彩画を見るとその当時のことが思いだされます
この本を迷わずに買った理由は昭和56年に廃線になってしまった旧紅葉山線の最終駅である登川駅が掲載されていたからです。母の実家があったこの夕張市・登川に小学校時代には良く遊びにいきました。
そして絵を見ていると、登川駅で帰りのディーゼル車に乗るときに爺さんからお決まりのお小遣い「100円玉10枚」をもらう嬉しい儀式を思い出します。
登川駅(北海道・ふるさとの駅より引用)
残念ながらいまでは絶版になっていて、ここで本の感想を書いてもしかたがないのですが、北海道新聞社のサイトに「北海道・ふるさとの駅」に掲載されているカラー絵が保存されていることを知りました。
本書の絵と比較すると画質はとても悪くなってしまっていますが、雰囲気は伝わるでしょう。
リンク「北海道・ふるさとの駅」 北海道の駅を絵で紹介
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