「四季のトラピスト」 北海道新聞社刊
何年か前、まだ本州に住んでいたころ
毎年早めに夏休みをもらって帰省していた
この年は東北自動車道を北上し、青森港からフェリーで函館へ
小雨の降る函館から向かった先は上磯だった
事前に行こうと決めていたんじゃないと思う
なんとなく
そして、自分の父親が生まれ育ったという土地を見たかったのもある
海岸沿いを走って看板をみつけ、右折して山側に入っていくと
写真で見たことのある並木があった
渡島当別のトラピスト修道院
正門へは徒歩で向かう
そして鉄の門があり外部の人間はそれ以上入ることが出来ない
霧に霞んで修道院自体が殆ど見えない
函館市内にあるトラピスチヌ修道院は大きな駐車場が設けられていて
敷地内にも入ることが出来る
多くの観光客で賑わっている
このトラピスト修道院は訪れる人もまばらだった
でも門までしか行けないということが逆にその一帯の空気を深く印象付ける要因になったように思う。
そんな修道院の内部の様子を記録した貴重な本を見つけたので借りた
「四季のトラピスト」 北海道新聞社
1996年に100周年を迎えるトラピスト修道院に初めて報道機関の取材が入ったのがこの北海道新聞社だったのだ。修道士の日常、四季折々の修道院の風景、数多くの素晴らしい写真と興味深い文章で未知の世界が紹介されている。
門の向こうにあったのはこんな世界なのか。
「本」という媒体本来の力が強く伝わってくる
そんな感じのする本だった
【追記】
JYOZAN−Kのカンクネンと名高いMISS舞さんからの情報です。
トラピスト修道院のオリジナルHPらしいサイト
灯台の聖母 トラピスト大修道院
すごい
ムービーがクイックタイムなんですが
もしかして修道士はMac使いだろうか?
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