冬雷  

Elizabeth

2005年11月30日 20:16

昨日は突然の低気圧直撃でまさに台風状態でした
せめてもの救いは降っていたのが雪ではなく雨だったこと
あの嵐で雪だったら確実に交通機関はマヒしてたでしょう。

台風とちょっと違っていたのはカミナリを伴っていたことです
このカミナリが北海道電力の送電系統に落ちた影響で職場では瞬間停電、いわゆる「瞬停」が発生
毎度のことですが「おおっつ!?」という声の後、なにかの電子機器のピーというアラームがどこかで鳴って、さらにはコンピュータで制御されているCNC機械は一斉に停止して赤いパトライトを回転させ始めます。
  
サーバー関係はUPSを背負っているので問題なし
空調や暖房機は再始動すればよいだけですが、プログラムで動いている機械が途中で止まってしまうと製品がアウトですね。あと数ミクロンという仕上げ中だった場合は再起不能になることがあります。

こういった瞬停はどちらかといえば雪の嵐のときに多くて、湿った雪が送電線にへばり付いて起こる瞬停がこの地域では一般的です。
停電が発生した直後は恐らく電力会社には
「どうしてくれるんじゃい」
という類の電話が沢山かかるんじゃないかな(ウチも昔はかけた)。「モノ」を造っている企業は予期せぬライン停止による影響は各々の形態に応じてあるはずです。たとえば「熱」を使っている場合はダメージが大きい。クッキーを焼いている工場ならば瞬間停電で一瞬でもオーブンが止まることによって製品を捨てることもあるのでしょうね。

北海道と違って、夏場の本州はやたらとカミナリが多かった。
だから電力各社のホームページを見ればわかるのですが、たいてい「雷の情報」のバナーなんかがあってリアルタイムにカミナリ発生状況のマップなどを見れるようにしています。
企業の管理者はカミナリの接近を察知したらこれら電力会社の情報をもとにして瞬間停電が発生しても被害が最小限に収まるよう事前に対策するらしいです。  
  

   
 
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