目隠しをした女神  

Elizabeth

2004年12月14日 21:50

大通り公園を西へと向かいます。
「札幌の建築探訪」

北海道近代建築研究会 編
北海道新聞社発行

この本を読んでいて興味深い建物がありました
大通り公園を西へ真っ直ぐ。西11丁目を過ぎてもう少し行くと
札幌市資料館があります
大正15年に建設されたこの建物は旧札幌控訴院(高等裁判所)だそうです
読み進むうちに目を引かれたのは、その正門に施された彫刻なのです。
是非、実物を見たいと思っていたところ、市街地に行く用事が出来たので寄ってみました。

   


正門の真ん中に、目隠しをされた女神
その両脇には公平を表す天秤と正義を示す剣が彫られています。
この目隠しは「心の眼で見て私見をはさまない」ことを意味しているとのこと。
実に珍しい構図だと思いました。

   

  


「札幌の建築探訪」には、まだまだ沢山の明治、大正、昭和初期の建造物が紹介されており、写真も多く掲載されておりとても楽しめる本です。
この情報をもとに、また違った古い建物を訪ねてみたいと思います。

この他に

「小樽の建築探訪」
「函館の建築探訪」
「旭川と道北の建築探訪」

なども発行されているようです。
   
lynskyさんの
札幌の建築探訪

自分の読書感想が役にたつと嬉しいですね。
  
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