歌才ブナ林  

Elizabeth

2004年09月29日 00:09

黒松内のブナ林には添別ブナ林と歌才ブナ林があって
添別ブナ林は駐車場から近い利点はあるのだが
一度伐採されたあとに植樹された若い森であるらしい
それであれば原生林である歌才ブナ林に行くべきだと判断する
ただし、歌才の方は駐車場から800メートル奥にブナ林があるので
そこまでの山道を20分近く歩くことになる

駐車場の斜め前にブナ林への入り口がある
歌才ブナ林は昭和3年に国の天然記念物に指定されている

   

ちょっと見では、場末の怪しい遊園地の入り口といった感じか
(失礼なこと言うな)
ここをくぐると登り下りのキツイ山道となる
勝手に想像していたのだがブナ林ってのんびりと手を後ろに組みながら
散策するような平坦な森だと思っていたが大間違い
川に架かる橋を渡ると、そこに「歌才ブナ林」の表示があり
さらに道は険しくなる
道の片側は崖に等しい。転落すると下の沢まで落ちそうだ
あたり一面、ブナの大木に囲まれる
実に堂々とした木だ、ブナというものは

   

森に入るといつも思うのだが
「山の神」っていると思う
ブナの木に触ってみる。コツコツと叩いてみる
コンクリートのように硬い、そしてヒヤリと冷たい

頭上で木をつつく音がして
すわ、クマゲラか????と心拍数が上がる
上の梢で鳥がチョンチョン跳ねている

   

ピントばっちりで決定的瞬間をとらえたはずなのに
写っていたのは、なんだか「ヘタ」の取れたナスビみたいな物体
明らかにクマゲラではなかったけどね
残念無念、また来週

不思議な魅力のある町です、黒松内
来年も探検しに行こう。それまで待ってなさいクマゲラ。

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